半径6370kmほどの地球は、半径1300kmほどの個体金属の内核、厚さ2200kmほどの液体金属の外核、それを取り巻く厚さ2800kmほどのマントル、厚さ70kmほどの地殻で構成されています。地殻はいくつかのプレート(日本列島付近では太平洋プレート、フィリピン海プレート、北アメリカプレート、ユーラシアプレートの4枚のプレートがぶつかり合っている)と呼ばれる板に分かれていて、対流するマントルに乗るプレートはマントルの動きに応じて移動している訳です。
地球誕生以来のプレートの離合集散の結果誕生した超大陸(いくつかの大陸が集まってできあがった大陸)の変遷を表したのがWikipediaから拝借したこの図であり、30億年前にはバールバラ超大陸が形成されたという仮説から始まって、10億年前にはロディニア超大陸が、5億5千万年前にはパノティア超大陸が、3億年前にはパンゲア超大陸が、2億年前にはローラシア・ゴンドワナ超大陸が生まれたことを表しています。
しかしながら、Wikipediaによれば「5億年前、三葉虫、ウミユリ、アノマロカリスなど骨格をもつ無脊椎動物が大発生した古生代カンブリア紀に存在したとされるパノティア超大陸以前の大陸移動の様子について研究者の間で意見の一致をみておらず、パノティア超大陸についても、いつ存在したどの大陸を指すのか統一見解はない」とのこと。当然のことながら、2000万年前にアジア大陸から分かれ始めた日本列島がパノティア超大陸のどこにあったのか、5億年以上は遡れません。日本で見つかった最古の化石も大体5億年前だそうで、そのころの日本列島は海の中だったんでしょう。
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