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Physiological essay on Gulliver's Travels その2

 

木遊びメンバーから借りた黒木博士の小論から始まったガリバー旅行「ガリバーは小人何人分の食事を必要とするか」について、夫々の記載内容を改めて整理します。

 

1. ガリバー旅行記(扉写真はWikipediaから拝借):1724人分。

  但し、ガリバーの身長が小人の12倍なので、1724は1728=12^3の計算

  違いと黒木博士は指摘。

2. 黒木博士の小論:ガリバーも小人も同じBMIだったとして、身長はガリバーが

  小人の12倍であることから、ガリバーが67.3kgとすると小人は0.47kg。

  必要食事量は体重の0.751乗に比例するというKleiberの法則により42人分。

  ただし、小人の体重を0.47kgとした場合、本川博士の新書によれば、必要

  エネルギー量(標準代謝量)は42人分であるが必要食事量は33人分とのこと。

3. 本川博士の絵本:計算の詳細は不明なるも185人分。

  体重は身長の3乗に比例することから、ガリバーの67.3kgに対して、身長が

  1/12の小人の体重は1/1728の0.04kg。必要食事量は体重の0.703乗に比例

  することから、ガリバーの必要食事量は小人の185人分と、本川博士は計算

  したのかもしれない。

 

黒木先生、本川先生の結論については「ガリバーのご飯茶碗の容積を180ccとした場合、小人のご飯茶碗の容積は(ガリバーのそれの1/1728である)0.1cc、33杯分は3.4cc、また185杯分でも19.3ccであり、これでは食べた気がしない」だろうというのが小生の第一印象であり、その違和感は計算の前提となる事実が以下のように十分に確認されていないことが理由と思われます。

 

1. そもそも身長1/12の小人は我々と同じように生きていけるのだろうか。

  玉子より軽い体重40gの人間は我々と同じように動けるのだろうか。

  ネズミのような体形にならないと生きていけないかもしれない。

2. ネズミ大の小人の食欲はどうなのか。ネズミのように体重の1/4ほどを毎日

  食べる生き物とは別物と思う。

3. 1/12に縮小された小人の体重は如何ほどか。本川先生の40gは少ないように

  感じるし、黒木先生のペット・ボトル1本分470gは大きすぎるように思う。

4. Kleiberの法則「必要食事量は体重のべき乗に比例する」という法則は小人には

  当てはまらないのではないか。

 

以上のとおり、必要食事量を探すガリバー旅行はトンネルから抜け出せません。浅学菲才の身ながら、人間をそのままの形で縮小した小人が生存し得るとして、上述したご飯茶碗の容積比から想像すれば、ガリバーは小人1728人分の食事が必要というのが正しいように、小生としては感じるのですがね。

 

ガリバー旅行記

 

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| すうさん | 08:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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