思い出の小物たち (50) 住所シール
2014.07.07 Monday | category:Recollections(想い出)
隣に引っ越してきた弟が「家にこんなものがあったんだけど」と持ってきたのは、1985年から5年半の西ドイツ駐在時代に使っていたバック・パック。合成ゴムを使った製品の常として、内側は30年の間に加水分解してベタベタになって使える状態ではなくなりましたが、カバーについていた名札入れにこの紙片を見つけました。
2行目の住所は「レルヒェンシュトラッセ ズィーベン ウントゥ ツヴァンツィッヒ」と発音し、訳せば「雲雀通り27番地」。日本人学校の隣のアパートがこの住所で、そこの4階に住んでいました。出張などで空港までのタクシーを呼ぶ時には電話口のオペレーターにこの住所を伝えるのですが、日本人が不得意な「R」の発音、この場合は「レルヒェン」の「ル」と「シュトラッセ」の「ラ」の発音が難しく、最初の内は何回も聞き直されことを昨日のことのように思い出しました。
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