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できそこないの男たち


最近読んだ福岡伸一さんの「できそこないの男たち」によれば、生命の基本仕様は女であり、女だけによる単為生殖が引き起こす不都合(新しい遺伝子を得ることがないので環境変化に対応するための新しい形質を生み出せない)を回避するために、生命発生後10億年(つまり地球誕生から20億年)たって初めて男が作られた、とのこと。

「本来、すべての生物はまずメスとして発生する。なにごともなければメスは生物としての基本仕様をまっすぐに進み立派なメスとなる。このプロセスの中にあって、貧乏くじを引いてカスタマイズを受けた不幸なものが、基本仕様を逸れて困難な隘路へと導かれる。それがオスなのだ。ママの遺伝子を、誰か他の娘のところへ運ぶ「使い走り」。現在、すべての男が行っているということはこういうことなのである。アリマキのオスであっても、ヒトのオスであっても。」

福岡さんの文章って、どうしてこのように饒舌なんでしょうか。本のタイトルを見た瞬間は「女は男のできそこない」と理解したのですが、事実はまったく逆のようです。イブはアダムの肋骨から作られたというのに。

ただ、環境変化への対応のために作られた男に対して、以来数十億年間にわたってとって代わるものが生まれてこなかったということは、男という存在はそれはそれで進化論的に優れた存在であると言えないでしょうか。男である分子生物学の素人はそう思いました。

できそこないの男たち

| すうさん | 08:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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